02米林　勝二 Gallery

米林　勝二　プロフィール

米林勝二は，能美郡辰口町に生まれ，朝倉文夫に師事。具象派団体としては我が国最大の「日本彫刻会」に所属し，日展の第3科の常連作家として活躍した。かつては本学教授も勤めており，文化庁の文化行政功労者に認定されて，勲三等瑞宝章を受章している。
　作品「裸婦」は，氏が昭和34年に制作，同年東京都美術館で開催された「第2回日展」に出品されたものである。的確な肉付けの技法によって，若い女性の生命感をバランス良く生き生きと表現している。氏が朝倉塾で習得したアカデミックな造形技法は，この作品を通じて，多くの美術学生に伝えられている。